離れて暮らす母が心配で—舞浜のご実家を売却して老人ホームへ

「母一人で残しておくのは、どうしても心配で…」

大阪で離れて暮らしているS様(55歳)から、私どもにこのようなご相談をいただいたのは数ヶ月前のことでした。

S様のお母様(82歳)は舞浜に戸建てを所有されており、お父様が亡くなられた後も、長年ご夫婦で親しんだその場所を大切にされていました。しかし、息子様にとっては「母の体調など何かあっても、遠方からではすぐに駆けつけられない」という物理的な距離が、常に大きな不安としてのしかかっていたそうです。お母様ご自身も、ふとした時に不安を感じることが増えていたものの、「思い出の場所をすぐには手放したくない」と、当初は売却に消極的なご様子でした。

そんな折、息子様が「地元の会社に相談して、まずは今後の選択肢を知りたい」と当店へ足を運んでくださったのが始まりです。

まずは息子様からお母様のご様子や、ご自身が抱える不安をじっくりとヒアリングし、「これからご家族皆様がどうすれば一番安心して暮らせるか」を一緒に整理することに時間をかけました。不動産の売却を急がせるようなご提案はいたしませんでした。

グループ会社が運営する介護相談窓口をご紹介

その具体的な解決策のサポートとして、グループ会社が運営するロイヤル介護をご紹介いたしました。ロイヤル介護は老人ホームの選び方や入居の手続き、入居後の生活など、老人ホームをご紹介する専門店舗です。

息子様が中心となって、お母様と一緒に実際の施設を見学していただく中で、事態は少しずつ前進します。医療体制の充実や日々の手厚いサポートをみて、お母様も「ここなら自分らしく、安心して暮らせそうだ」と、浦安市内にある老人ホームへの入居に前向きな姿勢を見せてくださったのです。

また、ご所有不動産についても空き家にすることにより換気が滞ると、建物の劣化が予想以上に早く進んでしまう事や防犯面、近隣へ悪影響などご説明させて頂きました。

「ご家族との大切な思い出が詰まったお住まいだからこそ、建物の状態が良いうちに、この街を気に入ってくださる次のご家族へバトンタッチしませんか」という担当者の言葉が、S様の迷いを吹き飛ばす最後の決め手となりました。

その後、ご所有不動産は舞浜を希望する若いご家族へ無事に引き継がれました。

浦安市内の老人ホームにご入居

現在、S様は手厚いサポート体制の老人ホームで、新しいご友人たちと趣味の時間を満喫されています。「あの時は寂しさもありましたが、今は何かあっても大丈夫という絶対的な安心感があります。思い切って決断して本当によかったです」と、晴れやかな笑顔でお話ししてくださいました。

長年連れ添った我が家を手放すことは、決して簡単なことではありません。しかし、ご自身の心身の負担を減らし、先の人生をより豊かで安心できるものにするための前向きな選択として捉え直すことで、新しいステージへの扉が開くこともあります。住み慣れた家がこれから自分にとってどんな存在になるのか、一度ゆっくりと考えてみることが、より良い未来につながるはずです。